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ショパン ピアノソナタ2番 [音楽]

ショパンのピアノソナタ2番を練習している。以外とというか、当然ながら難しい。

使っている楽譜はコルトー版。個人的には指使いが一番安心する。1楽章の第二主題のところの指使いは、他の楽譜と大幅に異なるが、練習してみるとはるかに弾きやすい。

コルトー版でよいところは練習方法を細かく書いてあることだ。練習方法に沿って、エクササイズを行なうのは、実に勉強になる。スケールや半音階、アルペジオは毎日やるべきかもしれないが、練習時間が少ないアマチュアにとって、課題曲を利用した指の練習のほうが現実的だ。

ショパン・ソナタ作品35 アルフレッド・コルトー版

ショパン・ソナタ作品35 アルフレッド・コルトー版

  • 作者: フレデリック・F. ショパン
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜


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ピーター・ゼルキン [音楽]

ピーター・ゼルキン
認識したのは中学生のころに、図書館でアーメンの幻影を見たときだ。ルドルフ・ゼルキンの息子であることもすぐにわかった。このレコードを当時、聴こうと思った理由はジャケットの奇抜さであった。ヒッピーが伝わるものであった。
高校生になって、ピーター・ゼルキンが来日するというので聴きに行った。曲目はウエーベルンの変奏曲とゴールドベルク変奏曲であった。どこで休憩を入れるか気になったが、あっさりウエーベルンを弾き終わって休憩を入れた。このとき聴いたゴールドベルクは絶品であった。当時、ゴールドベルクはグールドという定番があり、当然それとの比較で聴くのだが、テーマが始まってすぐにピーターの語法に引寄せられた。きわめてゆっくりと丁寧にテーマが始まったのである。記憶があいまいなのであるが、おそらく1時間10分以上かかったと思う。大ファンになってしまった。
それから月日は流れ、約25年、テレビをつけるとピーターがブラームスのピアノコンチェルト1番を弾いているではないか。”親父もうまかったが、息子はそれ以上だ”と思ったのは私だけではないだろう。特に第三楽章の燃えるゼルキンは久々に”かっこよいパフォーマー”を見た感じであった。私自身のなかでは、ボレロを振ったバレンボイム以来の経験である。
 
メシアン : 世の終わりのための四重奏曲&武満徹 / カトレーン2

メシアン : 世の終わりのための四重奏曲&武満徹 / カトレーン2

  • アーティスト: ゼルキン(ピーター), カバフィアン(アイダ), シェリー(フレッド), ストルツマン(リチャード), メシアン, 武満徹
  • 出版社/メーカー: BMGファンハウス
  • 発売日: 1997/09/26
  • メディア: CD
メシアン:幼児イエスに注ぐ20のまなざし(全曲)

メシアン:幼児イエスに注ぐ20のまなざし(全曲)

  • アーティスト: ゼルキン(ピーター), メシアン
  • 出版社/メーカー: BMGファンハウス
  • 発売日: 1997/09/26
  • メディア: CD
メシアン:アーメンの幻影

メシアン:アーメンの幻影

  • アーティスト: ゼルキン(ピーター), 高橋悠治, メシアン
  • 出版社/メーカー: BMGファンハウス
  • 発売日: 1997/09/26
  • メディア: CD
バッハ:ゴルドベルク変奏曲

バッハ:ゴルドベルク変奏曲

  • アーティスト: ゼルキン(ピーター), バッハ
  • 出版社/メーカー: BMGファンハウス
  • 発売日: 1999/11/20
  • メディア: CD
プレイズ・ショパン

プレイズ・ショパン

  • アーティスト: ゼルキン(ピーター), ショパン
  • 出版社/メーカー: BMGファンハウス
  • 発売日: 2000/05/24
  • メディア: CD

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好きなピアノ曲 [音楽]

ピアノを弾くせいか、聞く曲はピアノがらみが多い。いくつかあげてみよう。
 
1.サン サーンス Pコンチェルト5番 エジプト風
個人的には最も好きな曲のひとつ。最終楽章は作曲者がソロ用にも編曲しているが、コンチェルト版の方がはるかに良い。疲れたときに耳に心地よい。パスカルロジェやコラールも録音している。どれも名演だと思うが、チッコリーニが馴染んでいる。サン=サーンス:P協奏曲全集

サン=サーンス:P協奏曲全集

  • アーティスト: チッコリーニ(アルド), パリ管弦楽団, サン=サーンス, ボード(セルジュ)
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 1996/11/20
  • メディア: CD
2.バックハウス ベートーベンピアノソナタ全集
最近は全集が安くなった。レコード時代全集というと2~3万円近くしたと思う。ベートーベンのピアノソナタは全集が出るたびに買ってしまうが、やはりバックハウスは定番であろう。残念なのがギレリスが全集を出していないことだ。肝心の32番がないのが残念。バレンボイムは若いころの録音が印象的だ。
ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集

ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集

  • アーティスト: バックハウス(ウィルヘルム), ベートーヴェン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1999/06/02
  • メディア: CD

ベートーベンのソナタの解説書は多くあるが、演奏家の分析を行っているカイザーの本はおもしろい。手元においておいて損はない。

ベートーヴェン 32のソナタと演奏家たち〈上〉

ベートーヴェン 32のソナタと演奏家たち〈上〉

  • 作者: ヨーアヒム カイザー
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 単行本
3.シューマンピアノ曲集
絶品の演奏。特にファンタジー、シンフォニックエチュードは素晴らしい。イエルクデームスはイヴナットの弟子。シューマンのピアノ曲を好きな方は絶対に聞くべき演奏。Schumann: Piano Works

Schumann: Piano Works

  • アーティスト: Schumann, Yves Nat, Bigot
  • 出版社/メーカー: Angel
  • 発売日: 1991/07/05
  • メディア: CD
4.ミケランジェリ
中学生か高校生のころにミケランジェリが来日して聴きに行った。もう30年近く前のことだ。28,30,32番のソナタを演奏したのだがとてもよい思い出だ。名演奏家は最近も多くいるが、ミケランジェリのようなカリスマ性を持った演奏家は少ない気がする。ブゾーニのシャコンヌは信じられないスピードだ。これを聴いてしまうと自分で弾く際にかなり影響を受けるのでシャコンヌを練習するときには絶対に聴かないようにしている。またブラームスも信じがたいスピードだ。オクターブのグリッサンドは練習すればそれほど難しくはないのだが、これを聴くといやになる。ミケランジェリは蓋を半開きで練習していたそうだが、これはとても練習になる。本を一冊はさんで練習するととてもよい練習になる。
MicMichelangeli
Arturo Benedetti Michelangeli (Références)

Arturo Benedetti Michelangeli (Références)

  • アーティスト: Isaac Albeniz, Johann Sebastian Bach, Ludwig van Beethoven, Johannes Brahms, Enrique Granados, Edvard Grieg, Federico Mompou, Domenico Scarlatti, Arturo Benedetti Michelangeli
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1993/01/19
  • メディア: CD

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ピアノの難曲 [音楽]

難曲といわれる曲は多くあるが極めつけは何だろう?

 

  • ソラブジ: Opus Clavicembalisticum 続けて聞いていると確かにはまる。ジョンオグドンの録音は付録の本が充実している。演奏時間もさながら、難易度もまだ楽譜の装丁も尋常ではない。
  • クセナキス シナファイ 大井浩明は十数段の楽譜を集約したそうだ。このあたりがたぶん極致なのではないか?
  • ゴドフスキー:ショパンのエチュードニ基づく53の練習曲 この時代ならアルカンとかタウジッヒとかあげればきりがない。 この時代、シュルツエブラーが編曲した美しき青きドナウによるアラベスクはかなり難易度の先端を行っている作品だ。数年前驚くことに日本語版が出版されたが、編者を見て驚いた。学生時代の先輩ではないか!
ヨハンシュトラウスII世 ワルツパラフレーズ集

ヨハンシュトラウスII世 ワルツパラフレーズ集

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 2001/09/21
  • メディア: 楽譜
  • リゲティ エチュード すばらしい曲であると思う。コンクールの課題曲にも最近はよくなっているようだ。譜面を見て弾けそうに思うが、いざ弾き始めると困難さがよくわかる。最近ブラームスのパガニーニバリエーションを練習していて、リズムで頭がこんがらがるが、その比でない(はるかにリズムが複雑)。
  • リスト 練習曲の第二版とかいろいろあるが、ドンジョバンニの回想をあげておく。
ところで、最近流行のカプースチンはどうだろう?
自作自演集 ピアノソナタ第2番&3番

自作自演集 ピアノソナタ第2番&3番

  • アーティスト: カプースチン(ニコライ), カプースチン
  • 出版社/メーカー: デジタル・メディア・ラボ
  • 発売日: 2001/11/25
  • メディア: CD
  • 自作自演集「8つの演奏会用エチュード」 自作自演集「8つの演奏会用エチュード」
    • アーティスト: カプースチン(ニコライ), カプースチン
    • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
    • 発売日: 2004/11/17 メディア: CD

     

    最初このあたりを聞いたときは、かなり衝撃的だった。また演奏自体もかなり難しい部類に入ると思う。特に2番のソナタは、今後演奏機会がかなり増えるのではないか?
  • しかしながら、これ以降の作品は目新しさも感じられず、あまり面白みもないと思うのは私だけだろうか?制約条件が厳しい作品であるが、プレリュードとフーガはつらい。ショスタコービッチのプレリュードとフーガ もすべてが名曲とはとても思えないが、最終曲とかいくつかはよいと思われるものもある。しかしカプースチンのやつは悪くはないが・・・・・。という感じしか受けない。 
 
 
 

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ショパン エチュード [音楽]

指の分離

ショパンのエチュードに関してです。楽譜の選び方に関して自分の感想を書いておきます。まず私が所有しているのは下記の通りです。

  1. エキエル版 - 情報量では圧倒的ではあると思います。ショパンがレッスンで書き残した指使いや記号も複数掲載されています。ピアノの学習用としては向かないと思います。また、エキエル版全般に言えることですが綴りが悪く譜面をめくるのが面倒です。私はメインの楽譜には使っていません。

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効果的なピアノ練習法 [音楽]

ピアノ練習法

ピアノはなかなか上達しない。楽器のマスターはどの楽器も難しいのだろうが、それでも何でこんなに自由に弾けないのかと思う。自分がやった練習法で効果的であったものを少し並べてみよう。

1.スケールおよび左右の交差

スケール全調をとまらずに弾く。このとき長調は繰返しを行い、短調は二種類を1回づつ弾く。かなりストレスがかかる練習だが、右手の上に左手を交差して同様に全調弾く。これはかなり効果的であると思う。

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ラウタヴァーラ [音楽]

館野泉の演奏はとても心が休まる。

ナザレーは19世紀の後半にブラジルで活躍。

楽譜も全音から出ているので簡単に手に入る。監修も館野泉です。


タンゴ・パッション~ナザレを弾

タンゴ・パッション~ナザレを弾

  • アーティスト: 舘野泉, ナザレー
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1998/07/25
  • メディア: CD


このCDは最近のお気に入りです。ソナタ1番”キリストと漁夫”、ソナタ2番”火の説法”、練習曲集などが入っています。

Rautavaara: Works for Piano

Rautavaara: Works for Piano

  • アーティスト: Einojuhani Rautavaara, Izumi Tateno
  • 出版社/メーカー: Ondine
  • 発売日: 1995/02/01
  • メディア: CD

このCDに録音されている曲の楽譜は簡単に手に入ります。

 

ラウタヴァーラ ピアノ作品集

ラウタヴァーラ ピアノ作品集

  • 作者: S. ラウタヴァーラ
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜

 
ラウタヴァーラ エチュード集 OP.42

ラウタヴァーラ エチュード集 OP.42

  • 作者: 舘野 泉
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜

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リゲティ [音楽]

リゲティ・エディション5 自動演奏楽器のための作品集

自動ピアノで演奏された録音はそれなりにあるが、リゲティの自動演奏楽器のための作品集はなぜ自動演奏楽器で演奏しているのか納得してしまった。


比べてみるとよくわかる。

リゲティ・エディション3 ピアノのための作品集

リゲティ・エディション3 ピアノのための作品集

  • アーティスト: エマール(ピエール=ローラン), リゲティ
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1997/12/12
  • メディア: CD

ちなみに楽譜も探せばみつかるようです。


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